名前 | ハーマイオニー・ジーン・グレンジャー |
英名 | Hermione Jean Granger |
誕生 | 1980年6月5日 |
死去 | ー |
性別 | 女性 |
血統 | マグル生まれ |
職業 | |
所属 | グリフィンドール寮 ダンブルドア軍団 |
家族 | ・ルシウス・マルフォイ (父) ・ナルシッサ・マルフォイ (母) ・アステリア・グリーングラス(妻) ・スコーピウス・ハイペリオン・マルフォイ(息子) |
杖 | ブドウの木 、ドラゴンの心臓の琴線、10と3/4インチ |
守護霊 | カワウソ |
まね妖怪 | マクゴナガル先生に「全科目落第」と告げられる |
演じた俳優 | エマ・ワトソン |
Contents
ハーマイオニーの経歴
ハーマイオニー・グレンジャーは、1979年9月19日生まれ。マグル出身ながら、11歳でホグワーツ魔法魔術学校からの入学許可証を受け取り、魔法界での人生をスタートさせます。彼女の学年ごとの主な経歴と活躍は以下の通りです。
ハーマイオニー・ジーン・グレンジャーは、1979年9月19日にマグル(非魔法族)の歯科医であるグレンジャー夫妻の間に生まれました。幼い頃から非常に聡明で読書好きだった彼女は、11歳の誕生日の少し前に自分が魔女であり、ホグワーツ魔法魔術学校への入学資格があることを知ります。両親と共にダイアゴン横丁で学用品を揃え、魔法界での人生をスタートさせました。彼女の学年ごとの主な経歴と活躍は以下の通りです。
1991年~1992年|ホグワーツ1年生
1991年、ハーマイオニーはホグワーツ魔法魔術学校に入学し、グリフィンドール寮に組分けされました。
入学当初こそ、その卓越した知識と真面目さから周囲に少々堅苦しい印象を与えがちでしたが、ハロウィーンの夜にトロールに襲われた事件をきっかけに、ハリー・ポッターやロン・ウィーズリーと固い友情で結ばれます。
その後、三人はニコラス・フラメルが作ったとされる「賢者の石」を巡る陰謀に巻き込まれ、ハーマイオニーは持ち前の論理的な思考力と呪文の知識を駆使して、数々の謎や困難の解決に大きく貢献しました。学年末には、その勤勉さを示すように全科目で最高点を記録しています。
1992年~1993年|ホグワーツ2年生
2年生になると、「秘密の部屋」が開かれたという不穏な事件が発生します。
ハーマイオニーは、ハリー、ロンと共にその謎を解明するため調査に乗り出しました。図書館で怪物の正体がバジリスクであることを突き止めますが、その直後にバジリスクによって石化させられてしまいます。しかし、彼女が握りしめていた本の切れ端が事件解決の重要な手がかりとなり、マンドレイク薬によって無事に回復することができました。この頃から、マグル生まれであることに対する「穢れた血」といった差別的な言葉に苦しむ場面も見られるようになります。
1993年~1994年|ホグワーツ3年生
3年生では、より多くの科目を履修したいという強い学習意欲から、マクゴナガル先生の特別な許可を得て「逆転時計(タイムターナー)」を使用し始めます。
これにより、同じ時間に複数の授業に出席するという超多忙な日々を送ることになりました。この年、愛猫のクルックシャンクスがロンのネズミであるスキャバーズを執拗に追いかけることで、ロンとの間に一時的な亀裂が生じます。
しかし学年末には、ハリーの無実の代父シリウス・ブラックと、死刑宣告されたヒッポグリフのバックビークを救うため、ハリーと共に逆転時計を駆使して過去へ遡り、見事二人を救出しました。この経験の後、負担の大きすぎる科目履修を見直し、一部科目の履修を取りやめています。
1994年~1995年|ホグワーツ4年生
4年生の年には、伝説的な「三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)」がホグワーツで開催されました。
ハーマイオニーは、屋敷しもべ妖精の劣悪な待遇に心を痛め、「S.P.E.W.(屋敷しもべ妖精福祉振興協会)」を設立し、その権利向上のために活動を始めますが、周囲の理解はなかなか得られませんでした。
クリスマスの伝統行事であるダンスパーティー(ユールボール)では、ダームストラング専門学校の代表選手であるビクトール・クラムのパートナーとして出席し、ロンをやきもきさせます。試合に選ばれたハリーに対しては、様々な情報収集や魔法の練習を手伝い、全面的にサポートしました。しかし、この年の終わりにはヴォルデモート卿の復活という衝撃的な出来事に直面することになります。
1995年~1996年|ホグワーツ5年生
5年生になると、魔法省によるホグワーツへの不当な干渉が強まり、特に魔法省から派遣されたドローレス・アンブリッジの支配に対して強い反発を覚えます。
アンブリッジが実用的な闇の魔術に対する防衛術を教えないため、ハーマイオニーはハリーを中心に「ダンブルドア軍団」を結成し、自主的に防衛術を学ぶことを提案、実行に移しました。メンバー集めや秘密の練習場所の確保に尽力し、組織のまとめ役として活躍します。
学年末には、魔法省神秘部での死喰い人との戦いに参加し、アントニン・ドロホフの強力な呪文によって重傷を負いますが、幸い一命を取り留めました。この年、グリフィンドール寮の監督生にも選ばれています。
1996年~1997年|ホグワーツ6年生
6年生に進級し、O.W.L試験(ふくろう試験)では多数の科目で優秀な成績を収めました。
この年、ハリーが手に入れた古い魔法薬学の教科書「半純血のプリンス」の記述を巡っては、その危険性を心配し、ハリーと意見が対立することもありました。
ロンとの恋愛感情はより明確なものになりつつありましたが、ロンがラベンダー・ブラウンと交際を始めたことで、ハーマイオニーは複雑な心境を抱えることになります。学年末にダンブルドア校長が悲劇的な死を遂げた後、ハーマイオニーはハリーと共に、ヴォルデモート卿を倒す唯一の手段である分霊箱を探す旅に出ることを固く決意しました。
1997年~1998年|ヴォルデモートとの最終決戦
7年生の年、ハーマイオニーはホグワーツには戻らず、ハリー、ロンと共にヴォルデモートの分霊箱を破壊するための危険な旅に出ます。
旅立つ前には、両親の安全を確保するため、彼らの記憶から自分に関する全ての記憶を消し、オーストラリアへ移住させるという辛い決断を下しました。旅の途中、ビル・ウィーズリーとフラー・デラクールの結婚式に出席するも、その後は死喰い人の執拗な追跡を受けながら、数々の困難を乗り越えて分霊箱を発見し、破壊していきます。ゴドリックの剣が分霊箱破壊に有効であることを見つけ出すなど、その知識と機転は旅の成功に不可欠でした。
途中、マルフォイの館でベラトリックス・レストレンジに捕らえられ、「穢れた血」と罵られながら拷問を受けますが、その過酷な状況にも屈しない強い精神力を見せました。ホグワーツの最終決戦では、ロンと共に秘密の部屋でバジリスクの牙を使ってヘルガ・ハッフルパフのカップを破壊し、また、ヴォルデモートの最後の分霊箱であるナギニを倒すためのバジリスクの牙をハリーに渡すという重要な役割を果たします。この戦いの最中、長年抱いてきたロンへの想いが通じ合い、二人はキスを交わしました。
1998年~|ホグワーツ卒業とその後
ヴォルデモートとの壮絶な戦いが終わった後、ハーマイオニーはホグワーツに復学し、N.E.W.T.(イモリ試験)を優秀な成績で修了したと言われています。
卒業後は魔法省に入省し、当初は「魔法生物規制管理部」で屋敷しもべ妖精の権利向上のために情熱を注ぎました。その後、「魔法法執行部」に異動し、長年続いてきた純血主義に基づく差別的な法律の撤廃に大きく貢献します。
私生活では、ロン・ウィーズリーと結婚し、ローズとヒューゴという二人の子供をもうけました。後年、その卓越した能力と功績が認められ、魔法大臣の地位に就任したことが、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で描かれています。
なぜマグルの親から魔法使いが生まれるの?
ハーマイオニーの家族
ハーマイオニーの両親は、魔法界とは無縁の マグル(非魔法族)の歯科医 です。
名前は作中で明確には語られていませんが、グレンジャー夫妻として知られています。 娘が魔女であることを知り、ホグワーツに通うことを理解し、応援していました。
しかし、ヴォルデモートの脅威が増す中で、ハーマイオニーは両親の安全を守るため、彼らの記憶から自分に関する記憶を消し、オーストラリアへ移住させるという辛い決断をします。この行動は、彼女の家族への深い愛情と自己犠牲の精神を示しています。戦いの後、ハーマイオニーが両親の記憶を元に戻したかどうかは作品中では明確に描かれていませんが、その後再会できたと信じられています。
まとめ
結論として、マグル(非魔法族)の親から魔法使いが生まれるのは、その家系の遠い祖先にいた魔法使いの遺伝子が、何世代にもわたって潜性(劣性)の形で受け継がれ、その子供の代で偶然発現したため、というのがJ.K.ローリングの示す主な理由です。
登場作品
- ハリー・ポッターと賢者の石
- ハリー・ポッターと秘密の部屋
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
- ハリー・ポッターと謎のプリンス
- ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1
- ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2
- ハリー・ポッターと呪いの子
【参考】