名前 | ミネルバ・マクゴナガル |
英名 | Minerva McGonagall |
誕生 | 10月4日 |
死去 | ー |
性別 | 女性 |
職業 | 変身術教授 グリフィンドール寮監 ホグワーツ副校長 (後に)ホグワーツ校長 |
寮 | グリフィンドール |
家族 | ・ロバート・マクゴナガル (父) ・イザベル・ロス (母) ・エルフィンストーン・ウルクァート(夫)※死別 ・マルコム(弟) ・ロバート・ジュニア(弟) |
杖 | モミの木、ドラゴンの心臓の琴線、9と半インチ、硬い |
守護霊 | 猫 |
まね妖怪 | 不明 |
動物もどき | トラネコ(目の周りに眼鏡の模様がある) |
演じた俳優 | マギー・スミス |
ミネルバ・マクゴナガルは、「ハリー・ポッター」シリーズに登場する、ホグワーツ魔法魔術学校の厳格ながらも深い愛情を持つ魔女です。グリフィンドール寮監であり、変身術の教授、そして副校長(後には校長)も務めた彼女は、物語に深みを与える重要なキャラクターです。
この記事では、マクゴナガル先生の基本情報から、猫に変身する「動物もどき」の能力、ホグワーツでの経歴、そしてJ.K.ローリングが語る知られざる過去の失恋や結婚まで、わかりやすく解説します。
Contents
ミネルバ・マクゴナガルとは何者?
ミネルバ・マクゴナガルは、ホグワーツ魔法魔術学校の副校長、グリフィンドール寮監、そして変身術の教授です。
守護霊は、自身が動物もどきとして変身する姿でもあるトラネコで、目の周りには眼鏡のような特徴的な模様があります。
非常に有能で厳格ながらも、生徒たちに深い愛情を注ぐ名教師として知られています。
名前の由来
原作者のJ.K.ローリングによると、「ミネルバ」はローマ神話の知恵、戦い、芸術、商業の女神の名から取られています。
一方、「マクゴナガル」という姓は、イギリス史上最悪の詩人として知られるウィリアム・マクゴナガルから取られました。ローリング氏は、この偉大な魔女と滑稽な詩人の名前を組み合わせることに面白みを感じたと語っています 。
動物もどき(アニメーガス)について
マクゴナガル先生の最も有名な能力の一つが、動物に変身できる「動物もどき」です 。
ホグワーツ在学中に、当時変身術の教師だったアルバス・ダンブルドアの指導のもと習得しました 。
変身する動物は銀色のトラネコで、目の周りには眼鏡をかけたような特徴的な模様が現れます 。これは変身時に衣服やアクセサリー(眼鏡など)も一緒に変身し、動物の特徴の一部となるためです 。
なお、動物もどきになるには変身術と魔法薬学の両方に長けている必要があり 、習得プロセスは長く困難です。例えば、マンレイクの葉を1ヶ月間口にくわえ続けるといった試練があります。この能力を持つ魔法使いは非常に稀で、1000人に1人未満と言われています 。失敗すると半人半獣の姿になるなど悲惨な結果を招き、治療法はありません。
また、動物もどきは魔法省の登録簿に登録する義務があり、怠るとアズカバン送りになる可能性があります 。マクゴナガル先生はもちろん正式に登録されています。
動物の姿でも人間としての思考能力や記憶、寿命は保持されますが 、感情は単純化され、動物的な本能が強くなります 。
クィディッチの元選手
学生時代、マクゴナガル先生は母親譲りの才能を持つクィディッチ選手でした 。
しかし、最終学年のスリザリンとの試合中にファウルを受けて重傷を負い(脳震盪、肋骨数本骨折) 、それが生涯スリザリンチームの敗北を願うきっかけとなりました。
ミネルバ・マクゴナガルの経歴
厳格なマクゴナガル先生にも、喜びや悲しみ、そして困難に満ちた過去がありました。
複雑な家庭環境と幼少期
ミネルバはスコットランド長老派の牧師である父ロバート・マクゴナガルと、ホグワーツ出身の魔女である母イザベル・ロスの間に生まれました。
母親は自身が魔女であることを夫に隠しており、その秘密は家庭内に緊張をもたらしました。ミネルバは幼いながらに、マグル社会で魔法の能力を持って生きることの複雑さを目の当たりにします。
彼女には後に魔法能力を発現する二人の弟、マルコムとロバート・ジュニアがいました 。
ホグワーツ学生時代|「組分け困難者」
ホグワーツでは才能を開花させ、非常に優秀な生徒でした。特に変身術に長けており 、監督生、首席も務めました。
入学時の組分けでは、組分け帽子がレイブンクローとグリフィンドールの間で5分半も悩んだ末にグリフィンドール寮に決まりました。これは「ハットストール(組分け困難者)」として知られています。
魔法省でのキャリアと痛恨の失恋
ホグワーツ卒業後、ミネルバは魔法省の魔法法執行部で2年間働きました。
しかし、マグルである父親を敬愛し 、マグルの青年ドゥーガル・マクレガーとの恋愛経験もあった彼女にとって、省内の反マグル的な雰囲気に馴染めず、またスコットランドへの郷愁もあって幸せではありませんでした。
18歳の時、マグルの青年ドゥーガル・マクレガーと恋に落ち、プロポーズまで受けますが、自身が魔女であることを隠し通す結婚生活の困難さ(母親の結婚生活を見ていたため)と、魔法使いとしての野心を諦めることになる現実を悟り、彼との結婚を断腸の思いで諦めます。この失恋は彼女に深い傷を残しました。
結婚と悲しい死別
その後、魔法省時代の元上司であったエルフィンストーン・ウルクァートと長年の友情を経て結婚し、ホグズミードのコテージで幸せな日々を送ります。
しかし、その幸せは長くは続かず、結婚からわずか3年後、エルフィンストーンは毒触手草による事故で亡くなってしまいます。夫を失った深い悲しみの中、彼女はホグワーツ城の自室に戻り、仕事に全精力を注ぎました 。
重要な人間関係
マクゴナガル先生の人生において、特に重要な人間関係をいくつか見ていきましょう。
アルバス・ダンブルドアとの固い絆
アルバス・ダンブルドアは、マクゴナガル先生のホグワーツ時代の恩師であり、後に同僚、そして彼女が最も信頼し尊敬する人物となりました。
ホグワーツに戻った後、失恋の痛みをダンブルドアに打ち明け、彼から慰めと助言を受けたこと、そしてダンブルドアも自身の家族の秘密を彼女に打ち明けたことで、二人の間には永続的な相互の尊敬と友情が築かれました。
ポモーナ・スプラウトとの友情
ハッフルパフ寮監であり薬草学の教授であるポモーナ・スプラウトとは、ホグワーツの学生時代からの旧友です。
在学期間は2年しか重なりませんでしたが、当時から、そして後に教師としてホグワーツで再会してからも友情を育んでいました。
登場作品
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』
- 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
- 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
- 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
- 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』
- 『ハリー・ポッターと呪いの子』
まとめ
ミネルバ・マクゴナガル先生は、その厳格な態度の裏に深い愛情と正義感を秘めた、ハリー・ポッターシリーズに欠かせない存在です。
彼女の知られざる過去や人間関係を知ることで、その魅力はさらに深まることでしょう。ホグワーツの生徒たちを導き、守り抜いた彼女の姿は、まさに理想の教師像と言えるのではないでしょうか。
【参考】
Professor McGonagall By J.K. Rowling Originally published on pottermore logo on Aug 10th 2015
Secrets you might not have known about Professor McGonagall Published on Oct 3rd 2024
All about... Minerva Mcgonagall Published on Aug 2nd 2016
Why can Professor McGonagall turn into a cat? Published on Jun 6th 2021
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