ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は、ハリー・ポッターの世界観を受け継ぐ「ファンタスティック・ビースト」シリーズ第3弾。

若き日のダンブルドアと最強の敵グリンデルバルドの因縁、そして明かされる“家族の秘密”が、壮大なスケールで描かれます。

本記事では、見どころ核心に迫るネタバレ解説まで、作品をより深く楽しむためのポイントを徹底解説します。

映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の基本情報

原題 Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore
公開年 2022年
監督 デヴィッド・イェーツ
上映時間 143分

あらすじ

アルバス・ダンブルドア教授は、強力な闇の魔法使いであるゲラート・グリンデルバルドが魔法界の支配権を握ろうとしていることを知ります。ダンブルドアは、魔法使いのニュート・スキャマンダーに、魔法使い、魔女、そして勇敢なマグルのパン屋からなる勇敢なチームを率いて、危険な任務に就くよう頼みます。そこで彼らは、様々な魔法動物と遭遇し、増え続けるグリンデルバルドの信奉者たちと衝突します。ダンブルドアはいつまで傍観者でいられるのか...?

最低限おさえておくと良い「予習ポイント」

①ダンブルドアとグリンデルバルドの関係

アルバス・ダンブルドアとゲラート・グリンデルバルドは、かつて若き日に理想を語り合い、魔法界の改革を目指して友情を築いた間柄です。

彼らは一時期、互いに深い信頼と情熱を抱いていましたが、理想の実現手段を巡って衝突します。その結果、2人は「血の誓い」という魔法契約を交わし、互いに直接手を下すことができない関係となりました。この複雑な因縁が、『ダンブルドアの秘密』で描かれる核心の一つとなります。

②前作までのグリンデルバルドの動き

シリーズ第2作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、グリンデルバルドが勢力を拡大し始め、魔法使いの純血主義を掲げて多くの信奉者を集めました。

彼はマグル(非魔法族)に対する支配を正当化しようとし、そのカリスマ性によって、一部の魔法使いたちを味方につけます。

中でも、心優しいクイニーや謎に包まれた青年クリーデンスが彼に加担する展開があり、その選択がファンの間で大きな議論を呼びました。本作では、こうした人物たちのその後が描かれます。

③クリーデンス・ベアボーンの正体と謎

クリーデンスは、強力で不安定な魔力を内に秘めた「オブスキュリアル」として描かれています。

幼少期に抑圧された環境で育ったことで、その力は暴走しやすく、周囲を巻き込む危険を持っています。

前作のラストでは、グリンデルバルドが彼に「アウレリウス・ダンブルドア」という新たな名を与え、彼がダンブルドア家の一員であるかのように示唆されました。この謎が本作でどのように解明されるのかが、大きな注目ポイントです。

④ティナとニュートの関係

ニュート・スキャマンダーとティナ・ゴールドスタインは、第1作からお互いに淡い感情を抱きながらも、なかなか素直になれない関係を続けてきました。

前作『黒い魔法使いの誕生』では、ある誤解をきっかけに、心の距離も物理的な距離も開いてしまいました。

そして本作では、その関係が再び動き出す兆しが静かに描かれます。ティナの登場シーンは決して多くありませんが、彼女の“不在”そのものが、ニュートの行動や感情に大きな影響を与えているのです。

不器用な二人の間に流れる、目に見えない絆と想い。それがどのような形で表れるのか──ラストに待つ、ささやかだけど温かな瞬間を、ぜひご自身の目で確かめてみてください。

覚えておきたい用語解説

血の誓い

アルバス・ダンブルドアとゲラート・グリンデルバルドが若き日に交わした魔法契約。

互いに戦えなくなる強力な魔法であり、物語を通してダンブルドアが直接対決できない理由となる。ペンダント型の“血の誓いの器”がその象徴。

オブスキュリアル

魔法の才能を抑圧された子どもに発生する、破壊的な魔力の暴走現象宿主は「オブスキュリアル」魔力の実体は「オブスキュラス」と呼ばれています。

クリーデンスが代表的な存在で、魔法界にとって極めて危険な存在。

キリン(麒麟)

本作で登場する神秘的な魔法動物

純粋で善なる魂を見抜く能力を持ち、魔法界では「指導者を選ぶ存在」とされている。グリンデルバルドがこの動物を利用しようとすることが、ストーリーに波紋を広げる。

国際魔法使い連盟(ICW)

魔法界の国際的な統治組織。各国の魔法政府の上位にあたる存在で、指導者(代表)を選出する儀式が物語の中で描かれる。政治ドラマの舞台として機能する。

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キャスト

ニュート・スキャマンダー エディ・レッドメイン
ティナ・ゴールドスタイン キャサリン・ウォーターストン
クイニー・ゴールドスタイン アリソン・スドル
ジェイコブ・コワルスキー ダン・フォグラー
ゲラート・グリンデルバルド マッツ・ミケルセン
アルバス・ダンブルドア ジュード・ロウ

まとめ|続編はある?ファンタビシリーズの今後

『ダンブルドアの秘密』はシリーズ全5部作のうち3作目で、物語はまだ完結していません。しかし、興行成績や製作状況を背景に続編の動きは不透明な状態が続いています。

今後の展開が気になる方は、前2作『魔法使いの旅』『黒い魔法使いの誕生』をおさらいするのもおすすめです!

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