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デヴィッド・イェーツ監督、『ファンタビ』第3弾後はハリポタから一時離れソニーで新作か

Gage Skidmore from Peoria, AZ, United States of America / CC BY-SA (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0)

『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズを手掛けるデヴィッド・イェーツ監督が、『ファンタビ』第3弾後はハリポタから一時離れ、ソニー・ピクチャーズで新作を監督する可能性があると報じられました。

米メディアDeadlineによると、イェーツ監督はソニー・ピクチャーズのオリジナル作品の監督に向けて交渉中だとのこと。エバン・ヒューズ著のノンフィクション作品『The Hard Sell』に影響を受けたウェルズ・タワーが脚本を手掛けます。

本作は映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のような、インシス社によるオピオイド系鎮痛剤「サブシス」の違法な販売活動と、内部告発による転落を描いています。

サブシスとは本来瀕死の状態のがん患者にしか承認されていなかった薬品ですが、インシス社は医師に賄賂を渡し違法に処方させていました。その後乱用や中毒患者が急増し、米検察当局から調査を受けています[1]

ワーナー・ブラザースに「ファンタビ3作目と4作目の間に期間が空く」と伝えられたイェーツ監督は、その間に携われる小規模作品を探していたようで、そこに脚本のタワー氏がアプローチしたことで、今回の企画が動き始めたそうです。契約が成立すれば、来年の春に撮影することになるとのこと。

イェーツ監督といえば、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』からワーナーとともに魔法ワールド作品を手掛け続けており、過去10年で魔法ワールド以外の作品を監督するのは『ターザン:REBORN 』以来の2作目となります。大作ファンタジー作品の監督を務めてきたイェーツ監督にとっては異色の作品となりそうです。

また、ファンタビシリーズは2016年にシリーズ第1弾『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』、その2年後に第2弾『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が公開されましたが、残り3作品も元々は2年間隔で公開し、10年かけて全5作品を製作する予定でした。

しかし、『黒い魔法使いの誕生』の評判が芳しくなかったことから、3作目の脚本の見直し、公開延期が発表され、さらにコロナウイルス感染拡大の影響もあり、さらなる延期を余儀なくされています。

第3弾の公開は来年を予定されていますが、次回作『ファンタスティック・ビースト4』も公開までに大幅に遅れる可能性がありそうです。

映画『ファンタスティック・ビースト3(仮題)』は2022年7月公開予定。

Source: Deadline
[1] 米製薬会社が破産法11条申請、オピオイド問題訴訟で

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