J.K.ローリングが考える「ビースト」とは?ファンからの質問に回答


映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』に関するネタバレが含まれます。

全世界で大ヒット上映中の映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生。公開に先駆け、11月12日にJ.K.ローリングがファンからの質問に答えました。2年前に新しいホームページであるJKRowling.comが開設された際にも、主に前作の『魔法使いの旅』に関する質問に答えています。(記事は<こちら>から!)

Q.『ハリー・ポッター』の本と同じくらい『ファンタスティック・ビースト』でも詳細に物語は練られているの?

A. 何年も前にワーナー・ブラザースが『幻の動物とその生息地』の権利をオプションしたので、いつかは映画化されるだろうと私自身分かっていました。しかし、その時はぼんやりとしたことしか話し合っていません。もし何らかの形で公開されるのなら、ニュート・スキャマンダーに関して彼らが正しく理解しているのかだけは確かめなければならないという思いがあったのを覚えています。ポッターの小説では名前が登場しただけでしたが、彼について私はたくさんのことを知っているからです。ニュートが著した簡単な読み物を執筆していた時、彼は私の心を捉えたのです。人間に対してはどうしていいのか分からないのに、動物に対しては驚くほどに熟練した、風変わりで不器用な男を思い描きました。

ダンブルドアとグリンデルバルドに関しては、今まで本に出てきたこと以上に沢山のことを私は知っています。そして、ファンタビはそのうちの幾つかを伝えられるチャンスです。もちろん映画において、ある事柄が小説と全く違う方法で物語が明らかにされたりしています。時には一瞬のシーンが本における3段落を表現していることもあります。原作のファンがご存知の通り、二人は青年時代から時代を変えた1945年の戦いが行われるまで、長い事会っていません。それでもやはり、私たちは彼らの背景を映画で探っていきたいのです。

Q. どのような”ビースト”について考えていますか?ー人間か、動物か?

A. “ビースト”の考えは映画の中で様々な観点で適応されます。まず、文字どおり人間ではない動物が登場します。可愛らしいものもいれば、恐ろしいもの、奇妙な動物がいます。さらに、比喩的な意味で人間の中に存在するビースト(残忍性)も出てきます。それはグリンデルバルドのような口の達者な天才が掻き立て方や使い方を知っていますが、粗野な感情です。獣のように残忍な人間の事も取り上げています。時に人は人以下のものに成り果てることがあります。どんなに素晴らしいカリスマ性や知性があっても、良心を完全に欠くこともあるのです。そして最後に、ビーストを生むということにも探求しています。つまり、登場人物を他人化したり人間性を失わせたりしているのです。

世界がモンスターと呼ぶであろう動物たちの純粋さを愛する、よたよた歩きのニュート・スキャマンダーという人物に率いられ、こうしてビーストのような状況が4人のメインキャラクターたちを動かしていきます。ニュートや彼の仲間の周りの世界は、より暗く複雑になっていきます。そして、最初に描かれた逃げた動物たちの捜索は、捕らえ難い何かを追う捜索へとなるのです。「人間性の帰還」に。

ここで、質問回答ページの上部に注目。左上、なんだか聞き覚えのある名前がありませんか…?

そう、「アウレリウス」とは最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』ラストで明らかにされた、クリーデンスの本名。こんなところにもヒントを散りばめるJ.K.ローリングさんの遊び心と言っていいのか分からない程重大な秘密がイースター・エッグとして隠されていたのでした。

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