登場人物

イゾルト・セイア

名前イゾルト・セイア
英名Isolt Sayre
誕生日1603年ごろ[1]
死去1703年以降[1]
出身アイルランド
性別女性
血統純血
職業イルヴァーモーニー校長
所属ホーンド・サーペント
別名モリガン
家族ウィリアム・セイヤ(父)
リーニャ・セイア(母)
ゴームレイス・ゴーント(叔母)
ジェームス・スチュワード(夫)
チャドウィック・ブート (養子)
ウェブスター・ブート (養子)
マーサ・スチュワード2世 (娘)
リーニャ・スチュワード (娘)
スリザリンの杖
守護霊
まね妖怪

経歴

アイルランド時代

アイルランドのケリー州クムローラの谷で幼少期を過ごす。5歳の頃自宅が襲撃され、両親を失った。イゾルトは、母親と別居していた叔母ゴームレイス・ゴーントに「救出」され、隣のクームカリー山(通称「鬼婆の谷」)に移り、そこで育てられた。

イゾルトはゴームレイスが実は両親を殺した真犯人であることを知る。ゴームレイスは狂信的な純血主義で、妹リーニャがマグルに親切にしていたことを気に食わなかったのだ。イゾルトを誘拐する事で、純血を守る「正しい道」を歩ませようとした。

ゴームレイスは、マグルや動物が自宅に近づきすぎると呪いをかけたため、周辺の住人はすぐにゴームライス家避けるようになった。

11歳になるとホグワーツ魔法魔術学校から入学許可証が届いたものの、平等主義的な学校で学ぶよりも、家で学ぶほうが良いと主張するゴームライスがそれを拒否した。

12年間、ゴームレイスの強力な闇の魔法により、隔離されて育った。十分な技術と勇気を身につけると、ゴームレイスから杖を盗み、母の遺品であるゴルディアスの結び目の形をした金のブローチを持って国外への逃亡に成功する。

逃亡中

ゴームレイスの報復と追跡から逃れるため、イギリスに渡る。しかし、ゴームレイスが迫ってきたため、髪を切り落とし、イライアス・ストーリーというマグルの少年になりすまして1620年にメイフラワー号で新世界に向けて出航した。

アメリカ時代

アメリカに到着すると、航海中にピューリタンたちが魔女の自分を受け入れてくれるはずがないと考えたイゾルトは植民地を離れて山の中へ移った。かつての船員たちは少年イライアス・ストーリーは、他の多くの人と同じように厳しい冬の間に死んでしまったのではないかと推測した。

山の中で過ごして数週間が経過した頃、ハイドビハインド妖怪がパクワジを襲っているところに出くわす。イゾルトはパクワジを助けると、彼は借りを返すまでイゾルトに仕えることを誓った。長年をともに過ごしたことで友情が芽生えたものの、パクワジにとって名前を教えることはタブーであるため、イゾルトは父親に因んで「ウィリアム」と呼んだ。

ウィリアムの紹介により、後にイルヴァーモーニー魔法魔術学校の寮の名前となるワンプスやホーンド・サーペントと出会う。イゾルトはホーンド・サーペントの言葉を理解できると話し、ウィリアムを驚かせた。

Until I am part of your family, your family is doomed.

ウィリアムとの別れ

ある日、以前ウィリアムを襲ったハイドビハインド妖怪が魔法使い二人を捕食しようとしているところに出くわす。二人はハイドビハインド妖怪の撃退に成功するが、瀕死の二人を助けようとしないウィリアムにイゾルトは激怒し、家から置い出した。

イルヴァーモーニーの誕生

イゾルトは助け出した魔法使いウェブスターとチャドウィック・ブートをつきっきりで看病した。体調が回復してきた頃、殺された二人の両親を改めて弔うため森へと向かうと、そこには既に墓が出来ていた。 ブート夫妻の墓を作ったのはマグルの入植者の青年、ジェームズ・スチュワードだった。ジェームズは初め魔法を怖がるも、イゾルトと過ごすうちに慣れていき、イゾルトも彼をオブリビエイトすることが出来ず、やがて二人は結婚した。

二人はブート兄弟を養子として迎え入れ、二人が11歳になったら自宅で魔法を教える学校を開くことを決意する。ブート兄弟にとって魔法学校といえばホグワーツだったため、4つの寮を作るべきだと提案した。

チャドウィックの11歳の誕生日前夜、イゾルトは夢の中でホーンド・サーペントに会う。彼女は角の一部を取り、家に戻ると石や木を加工する技術を持つジェームズを起こし、杖作りに励んだ。

イゾルトはジェームズとの間に双子の女の子を出産し、ジェームズの亡き母とイゾルトの母にちなんで、マーサ、リーニャと名づけられた。

ゴームレイスの魔の手

魔法学校の評判がアイルランドに広がり、ゴームレイスはイゾルトがマグルと結婚し、アメリカにいることを知る。

ゴームレイスがイゾルトの元にたどり着くと、呪いでイゾルトとジェームズを魔法の眠りにつかせた。さらに、ゴームレイスはイゾルトが盗んだ杖がスリザリン家に代々受け継がれてきたバジリスクの角が入った杖だと知っていたため、蛇語を呟いて杖も眠らせた。

ゴームレイスはブート兄弟の存在を知らなかったため、兄弟は呪いを逃れた。ウェブスターは両親を呼びに行き、チャドウィックはゴームレイスと対峙する。両親に起きる気配がないことから、ウェブスターも決闘に参加するものの、ゴームライスの強力な魔法に屈しようとしていた。娘たちの恐怖の叫び声によってイゾルトとジェームズが目覚める。

スリザリンの杖は眠らされており、ゴームレイスがジェームズを殺そうとしているのにも関わらず無力であった。絶体絶命の時、イゾルトは思わず父ウィリアムの名を叫ぶと、その瞬間、パクワジのウィリアムが現れ、ゴームライスの心臓を毒矢が貫いた。後日、ウィリアムとその家族は修復の手伝いをし、イルヴァーモーニーの警備・メンテナンスサービスを高額で受けることとなる。

脚注

[1] Ilvermorny School of Witchcraft and Wizardry By J.K. Rowling

-登場人物