この記事では、「ホグワーツ・レッスン」をテーマに、ツアーで訪れることができる全ての教室と学びの場を徹底ガイド。
各教室の見どころから、映画制作の驚くべき裏話、そして自ら魔法を体験できるコーナーまで、その魅力を余すところなくご紹介します。
Contents
「ホグワーツ・レッスン」エリアとは?
生徒たちの日常を体感できる「ホグワーツ・ライフ」とは対照的に、映画の中でハリーたちが経験した「学び」にスポットを当てた展示が集められています。
「魔法薬学の教室」やホグワーツの「図書館」などの作中でおなじみのセットは、見るだけでなく、実際にセットの中に足を踏み入れ、ハリー・ポッターの映画のセットや小道具を手がけた本物のスタッフによってつくられた展示の数々を、間近で見ることができます。
「魔法薬学」の教室
ホグワーツの冷たく薄暗い地下牢に位置する「魔法薬学の教室」。
ここは、厳格なセブルス・スネイプ先生、そして後にはホラス・スラグホーン先生が教鞭をとった、独特の緊張感と神秘的な雰囲気に包まれた場所です。
壁を埋め尽くす1000以上の材料瓶
この教室の壁を埋め尽くしているのは、1000以上にも及ぶガラス瓶です。
その中には、乾燥ハーブや焼いた動物の骨、縮み呪文をかけられた頭など、怪しげで不思議な魔法薬の材料が詰められています。驚くべきは、これらの瓶の一つ一つに、グラフィックデザイナーが手作業で作成したラベルが貼られていること。カメラには映らないような細部にまでこだわり抜く、制作陣の情熱を感じることができます。
ひとりでに動く「魔法の釜」

©︎魔法倶楽部
スネイプ先生の厳しい指導が目に浮かぶような「魔法薬学の教室」。
教室の机に目をやると、ひとりでにゆっくりと中身をかき混ぜている大鍋があることに気づくでしょう。この魔法のような動きは、机の下に隠されたモーターによるもの。釜から立ち上る湯気も相まって、まるで生徒たちが今まさに魔法薬を調合しているかのような、臨場感あふれる光景を生み出しています。
魔法薬学の教師たち

©︎魔法倶楽部

©︎魔法倶楽部

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教室の奥には、この部屋の主であるスネイプ先生のトレードマーク、黒く威圧的なローブが展示されています。
彼の厳格でミステリアスな人柄を完璧に表現した衣装が、この薄暗い教室の雰囲気をさらに引き締め、訪れる者に程よい緊張感を与えます。
「闇の魔術に対する防衛術」の教室
ホグワーツにおいて、最も重要でありながら、最も教師が長続きしない科目、それが「闇の魔術に対する防衛術」です。
呪われていると噂されるこの教職は、毎年異なる魔法使いが担当し、そのたびに教室の雰囲気も一変しました。教室の内装も、担当教師が変わるたびに教師の個性に合わせて変更されています。
スタジオツアーのセットでは、その変遷の歴史を一度に垣間見ることができます。
撮影の舞台裏
闇の魔術に対する防衛術のシーンは、シリーズ第1作ではレイコック修道院でロケーション撮影しましたが、2作目以降はセットを組んでスタジオ撮影になりました。
そのセットは『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で16年ぶりに復活!
若き日のアルバス・ダンブルドアがその教室で防術術を教えます。
展示してある教室の内装は、「ハリー・ポッター」シリーズ第3作『アズカバンの囚人』を再現。当時の担当教師はリーマス・ルーピンが務めました。
教師たちの個性を反映した展示
このセットには、歴代の教授たちの個性を色濃く反映した、様々な小道具が展示されています。
虚栄心にあふれたギルデロイ・ロックハートの授業で使われた、英雄的な(そして偽りの)自画像。リーマス・ルーピンが「まね妖怪(ボガート)」を閉じ込めていた、ガタガタと揺れる洋服ダンス。そして、ドローレス・アンブリッジが持ち込んだ、不気味な子猫の絵皿など、それぞれの時代の特徴的なアイテムから、映画の名シーンを思い出すことができるでしょう。
【インタラクティブ体験】闇の魔術に対する防衛術の授業「ワンド・コンバット」
ここでは、あなたも生徒の一人となって、本格的な杖の戦闘術「ワンド・コンバット」を体験できます。
映画の撮影で俳優の演技指導のために取り入れられた、杖を使った体の動きの振り付けを学びます。
まずはスタッフから防御呪文を繰り出すための正しい杖の動きを教わり、その後、スクリーンに突如現れた死喰い人(デスイーター)を相手に、学んだばかりの呪文を実践。うまく撃退できるか、あなたの腕が試されます。
デスイーターマスク制作

©︎魔法倶楽部
自分だけのデスイーター(死喰い人)のマスクをデザインできる、インタラクティブな体験スポットです。
マスクの型、模様、色などを自由に組み合わせることで、その種類はなんと96通り!あなたが作ったオリジナルのマスクは、実際に映画で使われた本物のマスクと並んで、ディスプレイに映し出されます。
ホグワーツのその他のエリア
ホグワーツ城には、談話室や教室以外にも、物語の鍵となる数々の重要な場所が存在します。
ここでは、生徒たちの知識の源泉であり、また秘密の活動の舞台ともなった、象徴的なエリアをご紹介します。
ホグワーツの図書館

©︎魔法倶楽部

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ハーマイオニーが多くの時間を過ごしたホグワーツの図書室。
ここには、天井まで届くほどの本棚に、膨大な数の書物が並びます。実は、これらの本の多くは、電話帳などを革や魔法のシンボルが描かれたカバーで装丁し直したもの。映画制作の創造的な工夫が光ります。
また、不気味な呪文が記された本が鎖で繋がれている「禁じられた書庫」のセクションも見ることができ、そのミステリアスな雰囲気に圧倒されます。

©︎魔法倶楽部

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変幻自在な「必要の部屋」

©︎魔法倶楽部
『不死鳥の騎士団』でダンブルドア軍団の秘密の練習場所となった「必要の部屋」。
そのセットは、実は先述のスリザリンの談話室のセットを改装して作られました。壁の石組みなどにその名残を見つけることができるかもしれません。
一つのセットが物語に応じて全く異なる空間へと姿を変える、映画制作の魔法をここでも感じることができます。
教育令の掲示

©︎魔法倶楽部
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で、魔法省から派遣されたドローレス・アンブリッジがホグワーツを支配した暗黒時代。
その象徴ともいえるのが、彼女が次々と打ち出した「教育令」です。スタジオツアーでは、あの壁一面を埋め尽くす圧巻の掲示が再現されています。
ずらりと並んだ額縁の一つ一つに収められているのは、「男子生徒と女子生徒は20センチ以内に関わってはならない」といった、生徒たちの自由を奪うための理不尽なルールです。映画では、物語が進むにつれてこの教育令が壁に追加されていき、アンブリッジの支配力が視覚的に表現されていました。
初代校長

©︎魔法倶楽部
ホグワーツの初代校長をかたどったこの像は、『秘密の部屋』に登場します。
また、趣向を凝らした2本の柱は大道具チームが制作し、“大広間”の入口に設置されました。
まとめ|あなたもホグワーツ生に
スタジオツアーの「ホグワーツ・レッスン」エリアでは、ハリーたちと共にホグワーツで魔法を学ぶ「ホグワーツの生徒」になったような体験をすることができます。
各教室に込められた制作陣のこだわりと、映画制作の驚くべき秘密を知ることで、あなたの魔法ワールドへの理解はさらに深まるはずです。この記事を手に、スタジーツアー東京を満喫してください!
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