概要
レビコーパスは対象を逆さ吊りにする呪いである。 呪いをかけられた対象は、見えない釣り鉤でくるぶしを引っ掛けられたように、逆さまに宙吊りになる。
反対呪文は「リベラコーパス!身体自由!」。
セブルス・スネイプがホグワーツ在学中に考案し、プリンスの蔵書に記した。 リーマス・ルーピンによると、この呪文は学生時代にかなり流行ったらしく、学生たちは足首を吊られないと動けないほどで、スネイプが考案したことを知らなかったようである[8]。
由来
ラテン語で「持ち上げる」を意味するlevareと、「体」を意味するcorpusに由来する。
登場シーン
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
スネイプの記憶の中で、ジェームズがスネイプをいじめる際に使用している。
ハリー・ポッターと謎のプリンス
プリンスの蔵書に書かれたレビコーパスの呪文を発見したハリーは、試しに唱えてみるとロンが逆さずりになっていた。
ハリーはプリンスの正体が父ジェームズでは無いかと疑い、ルーピンにプリンスの蔵書の話をする。その際、レビコーパスの呪文はルーピンは五年生のとき、二、三ヵ月の間大流行していたと話す。
ロミルダ・ベインがハリーにプレゼントした愛の妙薬入りの大鍋のケーキを食べたロンは、ロミルダへの愛を語り続ける。苛立ったハリーはロンを逆さ吊りにする。
ハリーは怪しい動きをするドラコを女子トイレまで追いかける。ハリーは無言呪文でレビコーパスを唱えるも防がれる。
ハリーはダンブルドアを殺害し逃亡するスネイプを追う。スネイプに呪文を唱えようとするも防がれ、スネイプこそが呪文を考案した半純血のプリンスだと明かされる。
ハリー・ポッターと死の秘宝
ハリーたちがグリンゴッツ魔法銀行のレストレンジ家の金庫に侵入した際に、ハーマイオニーが使用。双子の呪いがかけられた宝に埋もれそうになったところ、この呪文を唱えハリーを浮かび上がらせた。グリフィンドールの剣をハッフルパフのカップの取っ手に通し、カップを手に入れることに成功する。
舞台裏
映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、ダンブルドア軍団の特訓でに教えられた呪文の一つである。しかし、人を浮遊させる呪文として描写されており、足首から逆さ吊りされていない。また、時系列的にハリーがこの呪文を知るのは『ハリー・ポッターと謎のプリンス』でプリンスの蔵書を手に入れてからである。
登場作品
- 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第28章「スネイプの最悪の記憶」
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第12章「シルバーとオパール」、第16章「冷え冷えとしたクリスマス」、第18章「たまげた誕生日」、第24章「セクタムセンプラ」、第28章「プリンスの逃亡」
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第26章「グリンゴッツ」