呪文名 | レラシオ 放せ |
英名 | Relashio |
分類 | ジンクス |
効果 | 身動きがとれないヒトやモノを解放する |
Contents
レラシオとは?|追い払い呪文
まずは、「レラシオ」がどのような呪文なのか、基本的な情報を見ていきましょう。
呪文の効果
「レラシオ」は、対象を何かから強制的に引き離したり、解放したりする効果を持つ呪文です。
具体的には、相手が掴んでいる物を強制的に放させたり、縄や鎖といった束縛から対象を解き放ったりすることができます。
さらに、この呪文は水中で使用されると杖の先から熱湯を勢いよく噴射するという特異な効果も持っており、水中の生物を追い払ったり攻撃したりすることが可能です
この水中での働きから、「レラシオ」は「追い払い呪文」としても知られています。
呪文の語源・由来は?
呪文「レラシオ (Relashio)」の語源は、英語の "release"(解放する)やラテン語の "relaxo"(緩める、解き放つ)に由来すると考えられます。
これらの言葉から、「レラシオ」は対象の束縛を「緩めて解き放つ」というイメージが込められていると推測できます。
レラシオの名シーンを振り返る
1927年
ニュート・スキャマンダーがズーウーの鎖を解くために使用しました。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
「レラシオ」が最も効果的に、そして鮮烈に描かれたのは、「三大魔法学校対抗試合」の第二の課題の場面です。
ハリーは、黒い湖の底に囚われたロンたちを救出するため、水中でグリンデロー(水の怪物)の群れに襲われます。
ハリーが「レラシオ!」と唱えると、杖先から熱湯が噴射され、グラインドローたちはたまらず退散しました。この機転により、ハリーは窮地を脱し、課題を続けることができました。
このシーンは、「レラシオ」が単なる解放呪文ではなく、状況によっては攻撃的な追い払い呪文としても機能することを明確に示しています。
ハリー・ポッターと死の秘宝|1998年
ハリーたちがグリンゴッツ魔法銀行へ侵入した際に、ハーマイオニーがドラゴンを鎖から開放し、背中に乗り逃亡した。
魔法省に忍び込んだハリー、ロン、ハーマイオニー。
詮索好きな記者リータ・スキーターが、ハリーの過去に関する手紙を掴んで離そうとしない場面や、ハーマイオニーがグリンゴッツ魔法銀行のドラゴンの足枷を外すために、この呪文を複数回使用しています。
ハーマイオニーが「レラシオ!」と唱えると、リータ・スキーターの手が強制的に開かれ、ハリーは手紙を確保することができました。また、ドラゴンの足枷を破壊し、脱出に貢献しました。
登場作品
まとめ
今回は、ハリー・ポッターに登場する呪文「レラシオ」について、その効果、意味、語源、そして作中での活躍を詳しく解説しました。
メモ
- 基本効果: 対象を解放・引き離す
- 水中効果: 熱湯噴射による追い払い
- 語源: "release" (解放する) や "relaxo" (緩める) に由来
「レラシオ」は、派手な攻撃呪文や防御呪文の影に隠れがちですが、その効果は多岐にわたり、物語の重要な場面で主人公たちを助ける鍵となりました。