呪文名 | ボンバーダ 砕けよ |
英名 | Bombarda |
分類 | チャーム |
効果 | 小さい爆発を起こす |
「ボンバーダ(Bombarda)」は、対象物に爆発を引き起こす強力な破壊呪文です。
本記事では、呪文の効果や語源、登場シーン、類似呪文との違いについて、詳しく解説します。
Contents
ボンバーダとは?
呪文の効果
ボンバーダは対象に爆発的な衝撃を与える呪文です。
対象物を吹き飛ばしたり、障害物を破壊したりする用途に使用され、戦闘や緊急時に重宝されています。
正確には、対象が破壊されるよりも“爆破される”印象で、煙や衝撃音を伴う視覚的な演出も印象的です。
小規模な爆発を起こす標準版「ボンバーダ」と、大規模な爆発を起こす強化版「ボンバーダ・マキシマ」の2種類が存在します。
呪文の意味と語源
ボンバーダはラテン語の「Bombarda(大砲、砲撃)」に由来します。
英語の「bombard」も同じ語源で、「爆撃する」や「砲撃する」といった意味を持ちます。
このことからも、呪文の効果である爆発や衝撃波との関連性が明らかです。
「Maxima(マキシマ)」は、ラテン語で「最大の」を意味します。
類似呪文との比較
コンフリンゴとの違い
「コンフリンゴ」は爆発を引き起こす呪文ですが、ボンバーダと異なり、爆風と共に炎を伴うことが大きな特徴です。
攻撃対象を焼き尽くす強力な呪文であり、火による被害が想定されるため、戦闘時における破壊力は極めて高いです。
ボンバーダは建物や障害物の破壊に向いていますが、コンフリンゴは対人攻撃や威嚇に向いています。使い方を誤ると被害が拡大する可能性があるため、より危険性の高い呪文とされています。
レダクトとの違い
「レダクト」は対象物を粉砕・破砕する呪文で、狙った物体を細かく破壊することに長けています。
ボンバーダが爆発による衝撃波を利用するのに対し、レダクトは精密に一点を破壊するのが特徴です。
建物の壁に穴を開けたり、障害物を壊す用途では共通しますが、レダクトは爆発よりも“粉砕”のイメージに近く、静かな破壊も可能です。より細かな調整が求められる場面や、被害を抑えたいときに向いています。
デパルソとの違い
「デパルソ」は対象を吹き飛ばす呪文で、爆発そのものを起こすわけではありません。
物体に力を加えて遠ざける用途に使われ、直接的な破壊力は持ちません。
ボンバーダが障害物の破壊や突破に使われるのに対し、デパルソは対象を物理的に動かす点で異なります。
戦闘中の回避や相手の妨害など、非致死性の防御・攻撃に適しており、破壊を避けたい状況で効果的に使われます。
登場シーン
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ハーマイオニーが、ホグワーツに監禁されたシリウス・ブラックを救出するために使用。
「ボンバーダ」で塔の窓を爆破し、独房の格子を破壊しました。
この場面は呪文の威力が視覚的にも強調された印象的なシーンであり、緊急脱出における使い方を象徴しています。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
アンブリッジが必要の部屋の扉を爆発させ、侵入するために使用。
ハリー・ポッターと呪いの子
逆転時計の破壊方法の議論で、アルバスが提案するものの、爆発音が大きくホグワーツ中を起こしてしまうとしてスコーピウスが却下します。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
ティナ・ゴールドスタインが地下牢の脱出のために使用。
トリビア・雑学
映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』では、ホグワーツに監禁されたシリウスの独房の扉を爆破するためにハーマイオニーが使用しているが、原作ではアロホモラの呪文を用いています。
登場作品
- 映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
- 映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
- 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』第二部第三幕第16場「ホグワーツ ふくろう小屋」
まとめ|爆発を引き起こす強力な破壊呪文
「ボンバーダ」は『ハリー・ポッター』シリーズを代表する破壊呪文のひとつで、爆発による突破口の確保や脱出に使われる印象的な魔法です。
他の破壊系呪文とは威力や目的に違いがあります。