ニュート・スキャマンダーはイギリスの魔法使いで魔法動物学者。『幻の動物とその生息地』の著者である。ホグワーツ在学中はハッフルパフ寮に所属した。退学を言い渡された際には、当時闇の魔術に対する防衛術教授だったダンブルドアが彼の無実を求め強く反対した。
名前 | ニュートン・アルテミス・フィド・スキャマンダー |
英名 | Newton Artemis Fido "Newt" Scamander |
死去 | 1897年2月24日 |
性別 | 男性 |
職業 | 魔法動物学者 |
所属 | ハッフルパフ寮 マーリン勲章 |
家族 | ・テセウス・スキャマンダー ・ポーペンティナ・ゴールドスタイン ・ロルフ・スキャマンダー |
杖 | |
守護霊 | |
まね妖怪 | デスクワーク |
経歴
ニューヨークでの研究旅行
1918年、オブスキュラス出版社のオーガスタス・ワーム氏から『幻の動物とその生息地』の執筆を依頼され、研究のために5大陸100カ国を旅し、多くの魔法生物を観察した。
1926年12月6日、アリゾナでサンダーバードのフランクを解放するため、HMSテメレシー号でニューヨークに到着した。スティーン国立銀行に向かったニュートは、ノーマジのジェイコブ・コワルスキーと出会う。多くの魔法を見られたことから忘却術を唱えようとすると、ジェイコブはパンが入った自分のトランクではなく、誤って魔法動物が入ったニュートのトランクを持って逃亡する。
一部始終を見ていた後に妻となるティナ・ゴールドスタインは、第三条のAに違反するとし、MACUSAの本部へと連れて行く。闇払いをクビになっていたティナは話を聞いてもらえず、ニュートと二人で逃げ出した魔法動物を捜索することにする。魔法動物たちを捕まえる中で、ティナの妹クイニーやジェイコブ達と友情を深める。
ニュートはオブスキュラスを利用しようとしていたパーシバル・グレイブスを倒し、その正体が闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドであることを明らかにした。
ヨーロッパ
1927年、ロンドンに戻ったニュートは、ニューヨークでの騒動の責任を問われて魔法省から懲戒処分を受け、渡航禁止令が言い渡されていた。3月19日、ダイアゴン横丁のフローリシュ・アンド・ブロッツ書店で出版記念パーティーが開催され、リタ・レストレンジ、兄テセウス、助手のバンティが参加した。その後、ゴシップ雑誌『Spellbound』はリタがニュートの婚約者であると誤って報じ、これを読んだティナと関係が疎遠になってしまう。
1927年5月30日、ゲラート・グリンデルバルドがアメリカからヨーロッパへの移送中に脱走する。その3ヶ月後、ニュートは渡航禁止令の取り消しを求めて魔法省に向かうと、闇払いとして魔法省に入り、オブスキュラスを退治する条件を提示され、それを断る。
ティナがクリーデンスを探しにパリへ訪ねていることを知ると、ニュートとジェイコブは違法ポートキーを用いてパリへ向かう。
ペール・ラシェーズ墓地では、グリンデルバルドが支持者を集めて演説を行なっていた。テセウス率いる魔法省が参加者の一人を殺害したことをきっかけに、戦いが始まる。ニコラス・フラメルの協力でグリンデルバルドが創り出した炎を沈め、パリを救う。その裏では、ニフラーがグリンデルバルドから血の誓いの証であるペンダントを盗んでいた。
リタを失ったニュートは、自分がつくべき側を決断する。ホグワーツへ戻った彼らは、ダンブルドアにペンダントを返し、破壊する方法を探すことでグリンデルバルドを倒すことに一歩前進する。
その後
ニュートはティナと結婚し、二人の間には少なくとも一人の子供を授かっている。また、ロルフという名の孫がおり、後にルーナ・ラブグッドと結婚し、曾孫にあたる双子ローカンとライサンダーが誕生した[2]。
1979年、魔法動物学への貢献が認められ、マーリン第二級勲章を授与され、蛙チョコのカードに掲載された。
登場作品
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』第5章「ダイアゴン横丁」
- 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
- 『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』