ニュート・スキャマンダーはイギリスの魔法使いで魔法動物学者。『幻の動物とその生息地』の著者である。ホグワーツ在学中はハッフルパフ寮に所属した。退学を言い渡された際には、当時闇の魔術に対する防衛術教授だったダンブルドアが彼の無実を求め強く反対した。
名前 | ニュートン・アルテミス・フィド・スキャマンダー |
英名 | Newton Artemis Fido "Newt" Scamander |
死去 | 1897年2月24日 |
性別 | 男性 |
職業 | 魔法動物学者 |
所属 | ハッフルパフ寮 マーリン勲章 |
家族 | ・テセウス・スキャマンダー(兄) ・ポーペンティナ・ゴールドスタイン(妻) ・ロルフ・スキャマンダー |
杖 | |
守護霊 | |
まね妖怪 | デスクワーク |
演じた俳優 | エディ・レッドメイン |
『ファンタスティック・ビースト』シリーズの主人公、ニュート・スキャマンダー。
魔法動物学の先駆者であり、ホグワーツの教科書「幻の動物とその生息地」の著者としても知られる彼の人物像、経歴、知られざるエピソードをわかりやすくご紹介します。
Contents
経歴
ホグワーツ卒業後のキャリアと功績
ニュートはホグワーツ卒業後、魔法省の「魔法生物規制管理部」に就職し、そこで危険な魔法生物の分類と保護基準の制定に大きく貢献しました。
彼の代表作『幻の動物とその生息地』は52か国語に翻訳され、ホグワーツをはじめとする世界各国の魔法学校で教材として使用されています。
1979年、魔法動物学への貢献が認められ、マーリン第二級勲章を授与され、蛙チョコのカードに掲載されました。
1926年|ニューヨークでの事件
1926年12月6日、アリゾナでサンダーバードのフランクを解放するため、HMSテメレシー号でニューヨークに到着。
スティーン国立銀行に向かったニュートは、ノーマジのジェイコブ・コワルスキーと出会います。多くの魔法を見られたことから忘却術を唱えようとすると、ジェイコブはパンが入った自分のトランクではなく、誤って魔法動物が入ったニュートのトランクを持って逃亡。
一部始終を見ていた後に妻となるティナ・ゴールドスタインは、第三条のAに違反するとし、MACUSA(アメリカ合衆国魔法議会)の本部へ連行。
闇払いをクビになっていたティナは話を聞いてもらえず、ニュートと二人で逃げ出した魔法動物を捜索することに。魔法動物たちを捕まえる中で、ティナの妹クイニーやジェイコブ達と友情を深めていきます。
ニュートは、MACUSAの闇払い長官“グレイブス”に変装していたグリンデルバルドと対峙します。
このとき彼は、偶然にもグリンデルバルドが利用しようとしていたオブスキュラス(クリーデンス・ベアボーン)を巡る事件に巻き込まれ、最終的にはグリンデルバルドの正体を暴き、逮捕に貢献しました。
1927年3月|『幻の動物とその生息地』の出版
3月19日、ニュートの著書『幻の動物とその生息地』が初めて出版され、ダイアゴン横丁のフローリシュ・アンド・ブロッツ書店で出版パーティーが開催されました。
リタ・レストレンジ、兄テセウス、助手のバンティが参加しています。その後、ゴシップ雑誌『Spellbound』はリタがニュートの婚約者であると誤って報じ、これを読んだティナと関係が疎遠になる原因に。

Source: 公式Facebook
1927年5月|グリンデルバルドの脱獄
ニューヨークでの事件の翌年の1927年5月30日、グリンデルバルドはアメリカからヨーロッパへの移送中に脱走し、ヨーロッパで支持者を集めながら勢力を拡大。
その3ヶ月後、ニュートは渡航禁止令の取り消しを求めて魔法省に向かうと、闇払いとして魔法省に入り、オブスキュラスを退治する条件を提示され、それを断ります。
ニュートはアルバス・ダンブルドアからの密命を受け、グリンデルバルドの動きを探る任務に就きます。この過程でニュートは、再びクリーデンスや魔法動物を通して、陰謀の中心に巻き込まれていきます。
ティナがクリーデンスを探しにパリへ訪ねていることを知ると、ニュートとジェイコブは違法ポートキーを用いてパリへ向かいます。
ペール・ラシェーズ墓地では、グリンデルバルドが支持者を集めて演説を行なっていた。テセウス率いる魔法省が参加者の一人を殺害したことをきっかけに、戦いが始まる。ニコラス・フラメルの協力でグリンデルバルドが創り出した炎を沈め、パリを救う。その裏では、ニフラーがグリンデルバルドから血の誓いの証であるペンダントを盗んでいた。
リタを失ったニュートは、自分がつくべき側を決断する。ホグワーツへ戻った彼らは、ダンブルドアにペンダントを返し、破壊する方法を探すことでグリンデルバルドを倒すことに一歩前進する。
1932年|魔法界のリーダー選定の儀式
ニュートは伝説の魔法動物「麒麟」を守る任務を負い、魔法界のリーダー選定の儀式「ウォーク・オブ・キリン」に絡んだグリンデルバルドの不正を暴くために動きます。
彼の働きにより、グリンデルバルドは新たなリーダーの地位を逃すことになり、戦いの行方を大きく左右する存在として描かれました。
ルーナ・ラブグッドとのつながり
ニュートはティナと結婚し、孫にロルフ・スキャマンダーという魔法動物学者がいます。
ロルフは『ハリー・ポッター』シリーズに登場するルーナ・ラブグッドと結婚し、2人の間にはニュートの曾孫にあたる双子ローカンとライサンダーが誕生しました[2]。
この家系は世代を超えて魔法動物への情熱を受け継ぎ、魔法界における「動物との共生」の象徴ともいえる存在になっています。
1979年、魔法動物学への貢献が認められ、マーリン第二級勲章を授与され、蛙チョコのカードに掲載された。
登場作品
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』第5章「ダイアゴン横丁」
- 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
- 『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』
脚注
[2] J.K. Rowling Web Chat Transcript
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