登場人物

セブルス・スネイプ

名前 セブルス・スネイプ
英名 Severus Snape
誕生 1960年1月9日
死去 1998年5月2日
性別 男性
血統 半純血
職業 魔法薬学
闇の魔術に対する防衛術教授
校長
所属 スリザリン
家族 エイリーン・プリンス(母)
トビアス・スネイプ(父)
 
守護霊 雌鹿
まね妖怪  
演じた俳優 アラン・リックマン(映画版)
パーパ・エッシードゥ(ドラマ版)

セブルス・スネイプ(Severus Snape)は、ハリー・ポッターシリーズに登場する最も複雑かつ評価が分かれるキャラクターの一人です。

この記事では、スネイプの生い立ち、物語中の活躍、リリーとの関係、死亡の真相、そして彼の名言まで、わかりやすく解説します。

セブルス・スネイプの経歴

1960年|誕生

1960年1月9日にイギリスのスピナーズ・エンドで、魔女の母エイリーン・プリンスとマグルの父トビアス・スネイプの間に生まれました。

家庭は貧しく、父親からの虐待を受けながら育ちました。

1969年|リリー・エバンズとの出会い

1969年にリリー・エバンズと出会います。

リリーの家族はマグルだったため、スネイプは彼女に魔法界について教え、互いに支え合う関係にありました。

1971年〜1978年|ホグワーツ学生時代

ホグワーツ入学

1971年、スネイプはホグワーツ魔法魔術学校に入学し、スリザリン寮に所属しました。

ホグワーツでは、彼の魔法の才能が開花し、特に魔法薬学に優れた能力を見せました。

一方、リリーはグリフィンドール寮に所属し、二人は異なる寮に分かれます。二人の関係は、次第に距離が生まれ、特にスネイプがスリザリンの価値観に染まる中で、リリーとの友情に亀裂が入ります。

ジェームズ・ポッターとの対立

ホグワーツでスネイプの最大のライバルとなるのが、ジェームズ・ポッターです。

ジェームズはグリフィンドールの生徒であり、スネイプと度々衝突しました。ジェームズの無邪気な性格が、スネイプにとっては侮辱的で不愉快な存在でした。特に、ジェームズがリリーに好意を持っていたため、スネイプの心の中に嫉妬と憎しみが芽生えます。

この対立は、スネイプがリリーとの友情を守るためにジェームズと対立し続ける原因となり、彼の性格を形成していきました。

魔法の才能と闇の魔術への傾倒

スネイプはホグワーツでの学業において際立った才能を発揮し、特に魔法薬学の分野では他の生徒を圧倒するほどの能力を見せました。

しかし、スネイプは次第に闇の魔術にも関心を持つようになります。ヴォルデモート卿の影響を受け、死喰い人としての道を歩むことになります。

この道を選んだ理由の一つは、リリーを守るための力を持ちたかったこと、または自身の居場所を求めていたことが大きかったと考えられます。

リリーとの断絶

リリーとの関係は次第に険悪になり、最終的には完全に断絶してしまいます。

スネイプが闇の魔術に傾倒していく中で、リリーは彼との友情を続けることができなくなり、距離を置くようになります。特に、スネイプがジェームズを「敵」として扱い、リリーとの間に亀裂が生じたことが大きな原因となります。

1970年代後半|死喰い人としての活動

ホグワーツ卒業後、スネイプはヴォルデモートに仕え、死喰い人として活動を開始します。

しかし、ヴォルデモートに後述の「予言」の一部を伝えたことから、リリーの命が狙われる原因を作ってしまします。

彼女を守るためにダンブルドアに助けを求め、その懇願の結果、リリーを守る代償としてダンブルドアの二重スパイとなりました。

同年、ホグワーツ魔法魔術学校の魔法薬学の教師として任命され、以降15年間にわたり教壇に立ちます。

1980年〜1981年|リリーの死

1981年、ヴォルデモートの命令によりリリーとジェームズが殺害されます。

スネイプは深い悲しみに暮れ、ダンブルドアに忠誠を誓い続けることを決意します。リリーを守るため、ハリー・ポッターにも目をかけ、守ることを誓います。

ダンブルドアとの関係

スネイプは、アルバス・ダンブルドアとの関係においても重要な役割を果たしました。ダンブルドアはスネイプに深い信頼を寄せており、彼がホグワーツで教職に就いた背景にはダンブルドアの意図が大きく関わっています。ダンブルドアは、スネイプの忠誠心を知り、彼を信じて重大な任務を任せました。これにより、スネイプは表向きはヴォルデモートの忠実なしもべとして振る舞いながら、裏でダンブルドアのために多くの情報を集め、ハリーを守るために尽力しました。

しかし、スネイプは表の顔と裏の顔を使い分け、最終的にはダンブルドアの信頼を裏切らずに、ヴォルデモートに立ち向かうために不可欠な役割を果たしました。

1991年|ハリーの入学

1991年、リリーの息子ハリーがホグワーツに入学。入学早々からスネイプはハリーに冷たく接していました。

同年、ヴォルデモートが宿主として利用していたクィレルが「賢者の石」を狙って行動を始めます。

スネイプはその動きにいち早く気づき、逆に自分が犯人だと疑われながらも、石を守るため裏でクィレルを監視し続けていました。クィディッチの試合でハリーが呪われた際も、スネイプは逆呪文で救っており、表向きの冷酷な態度とは裏腹に、すでにダンブルドアの側として動いていたことがわかります。

1993年|ルーピンへの敵意とブラックへの執着

かつての同級生リーマス・ルーピンが「闇の魔術に対する防衛術」の教授に就任します。

スネイプは狼人間であるルーピンを快く思わず、強い警戒心を抱いていました。一方、ダンブルドアの命令により、スネイプはルーピンのために満月前に必要な「脱狼薬」を調合していました。

この薬は、狼人間が変身しても自我を保つことができる非常に高度な魔法薬であり、スネイプの腕の確かさがわかる場面です。それと同時に、これはスネイプにとって嫌な仕事であり、ルーピンへの敵意と不満がにじむ場面でもあります。

最終的に、スネイプはルーピンの狼人間の秘密を暴露し、彼を辞任に追い込みました。

1994年|三大魔法学校対抗試合

三大魔法学校対抗試合が開催されたこの年、スネイプは外部からの来訪者や騒動に警戒を強めながらも、表立った行動は控えています。

しかし、ムーディとして潜入していたバーティ・クラウチ・ジュニアがポリジュース薬を用いていた痕跡に気づき、材料の使用状況を追跡。

最終的に、クラウチ拘束の場面に立ち会いました。

試合の後、スネイプは即座にダンブルドアの指示を受けて「ヴォルデモート側に復帰する二重スパイ」としての任務に付きます。

原作のラストでは、ダンブルドアはマクゴナガルとスネイプにそれぞれ秘密裏の任務を与え、スネイプは一瞬のためらいの後、無言で部屋を出ていきました。これは、スネイプが再び命がけでヴォルデモートの元に戻り、信用を取り戻すための重大な行動に出ることを示す場面です。

1995年|閉心術の訓練と二重スパイ

ヴォルデモートの復活が表面化しつつあるこの年、スネイプは再び二重スパイとして、死喰い人と不死鳥の騎士団の活動を再開します。

闇陣営への再潜入

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、ヴォルデモート復活後の世界が本格的に描かれます。

スネイプはこの年、ヴォルデモートの招集に応じ、自らの命を懸けて“スパイとして再び死喰い人に戻った”ふりをします。彼はヴォルデモートの前で、以前ダンブルドア側についたのは「機会がなかったため」だったと弁明し、うまく信用を取り戻します。

閉心術の訓練

ダンブルドアの命令で、ハリーに「閉心術」を教えることになります。

しかし、互いの不信感と感情的対立により訓練は失敗し、スネイプの過去の記憶も、関係を悪化させる原因となりました。

魔法省での工作と騎士団との連携

スネイプは表向きはホグワーツの魔法薬学教授として通常業務を続けながら、裏では魔法省の動向を探り、騎士団と情報を共有する任務にも従事していました。

アンブリッジの監視体制の中で表立った活動は制限されていましたが、闇の勢力への対抗を続けていました。

1996年|闇の魔術に対する防衛術の教授に就任

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で、スネイプはダンブルドアの計画により念願の「闇の魔術に対する防衛術」の教授に任命されます。

この職はトム・リドル(後のヴォルデモート)による呪いがかけられており、いずれも短期間で職を離れていました。

また、ドラコ・マルフォイに課された任務(ダンブルドアの暗殺)を知ったスネイプは、ナルシッサ・マルフォイと「破れぬ誓い」を交わし、代わりに任務を遂行する約束をします

1997年|ダンブルドアの死とホグワーツの校長就任

ダンブルドアとの密約に従い、スネイプがダンブルドアを殺害するという重い役割を果たします。

これは、ダンブルドアの命がすでに分霊箱の呪いによって限られていたためで、スネイプにとってはダンブルドアの意志に沿った「慈悲の行為」でした。

その後、ヴォルデモートの支配下に置かれたホグワーツの校長に就任します。

1997年〜1998年|表と裏の顔

『ハリー・ポッターと死の秘宝』の時代、スネイプは表向きは死喰い人の立場として校長を務めますが、実際にはハリーや生徒の安全を守るために尽力しました。

たとえば、ハリーたちを助けるため、グリフィンドールの剣を湖に隠して導いたり、ホグワーツ内の抵抗活動を密かに見守ったりしていました。

1998年5月|スネイプの死

ホグワーツの戦いにおいて、ヴォルデモートはナギニに命じてスネイプを襲わせます。

これは、ヴォルデモートが「ニワトコの杖の真の所有者になるにはスネイプを殺す必要がある」と誤解したためでした。

瀕死の中で、スネイプはハリーに自らの記憶を託し、真実を明かします。それは、彼の一貫した忠誠心とリリーへの愛、そしてハリーを命懸けで守ってきた理由でした。

スネイプの死後|名誉回復とハリーの息子

スネイプの死後、ホグワーツの校長室に彼の肖像画が掲げられたかどうかについて、J.K.ローリングは明言していません。

しかし、J.K.ローリングは「ハリーがスネイプの真実の忠誠と英雄的行動を魔法界に伝え、肖像画の設置を働きかけた」と述べており、ハリーがスネイプの名誉回復のために動いていたことが明らかになっています。

また、ハリーは自身の次男に「アルバス・セブルス・ポッター」と名付けました。

ハリーが次男に「アルバス・セブルス」と名付けた理由については、ローリングは「ハリーは彼に『許しと感謝』の気持ちを込めて敬意を表したのです」と述べています。

スネイプの過去

なぜスネイプの守護霊はリリーと同じ形なのか?

スネイプの守護霊はリリーと同じ「雌鹿」です。

守護霊の形は通常、魔法使い自身の性格や経験を反映します。しかし、J.K.ローリングによると、「守護霊の形は非常に個人的で、特定の人への強い感情によって変化することもある」のです。

リリーはスネイプの幼なじみであり、彼が一生を通じて愛し続けた人物です。

スネイプは自らの過ちで彼女を失い、その贖罪としてダンブルドアに忠誠を誓い、リリーの息子ハリーを守る使命を担いました。

スネイプの守護霊がリリーと同じ「雌鹿」であることは、リリーへの不変の愛を体現しています。

なお、スネイプの守護霊が「最初から雌鹿だったのか」「途中で変化したのか」は、原作にも作者インタビューにも明記されていません。

スネイプと予言の関係

スネイプが死喰い人としてヴォルデモートの元で活動していた際に、占い学者シビル・トレローニーによる予言の一部を偶然聞きます。

その予言を聞いたことが、スネイプのその後の行動に深い影響を与えるのです。

ヴォルデモートの力に対抗できるのは、彼が恐れている者だけである。その者は、彼の滅亡をもたらす者である。

その者は、冬の終わりに生まれるが、その月を超えて生まれる。彼の父親は死喰い人であり、母親は純血の魔女である。

彼の生まれはヴォルデモートにとって運命のものとなり、その者を打倒しなければ、ヴォルデモートの支配は永遠に続くだろう。

この予言の一部を聞いたヴォルデモートは、自分の「力に対抗できる存在」を恐れるようになります。

ヴォルデモートは「冬の終わりに生まれる」という条件に合う子供が、リリーの息子ハリーであると確信し、ポッター家を殺す決意を固めます。

つまり、スネイプは予言の内容をヴォルデモートに伝えたことで、ポッター夫妻が命を落とすきっかけを作ってしまったのでした。

スネイプ最悪の記憶とは

「スネイプ最悪の記憶」とは、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(第5巻)第28章で描かれる、スネイプの過去の重要な回想シーンです。この記憶は、スネイプがペンシーブに隠していたもので、ハリーが無断で覗いてしまったことにより明らかになります。

スネイプ最悪の記憶は、ホグワーツ在学中の5年生のときの出来事で、授業後に木の下で休んでいたスネイプが、ジェームズ・ポッターとシリウス・ブラックに公開いじめを受けるシーンです。スネイプは「穢れた血(マグル生まれへの差別語)」という侮辱的な言葉をリリーに吐いてしまい、それが彼女との決定的な亀裂につながります。

この場面は、スネイプのトラウマと後悔、そして彼の内面の孤独や苦悩を象徴する描写として描かれています。

死亡の理由

ヴォルデモートがスネイプを殺害した理由は、「ニワトコの杖」の真の所有者を自分のものにするためでした。

ニワトコの杖は、前の持ち主の命を奪った者に忠誠を誓う特性があり、ヴォルデモートはその杖がスネイプに忠実であると誤解していました。そのため、杖の力を完全に得るにはスネイプを殺す必要があると考え、ナギニに命じてスネイプを襲わせました。

スネイプはその場で致命傷を負い、ハリーに記憶を託しながら息絶えます。彼の死は、誤った理解に基づく悲劇でした。

スネイプの記憶の中身

スネイプが死の間際にハリーに託した記憶には、彼の真実の姿が収められていました。

そこには、幼い頃からリリー・エバンズを深く愛していたこと、予言をヴォルデモートに伝えた後にリリーの死を悔い、ダンブルドアに協力を申し出た経緯、そしてハリーをリリーの息子として守り続けてきた理由が描かれています。

また、ダンブルドアとの密約や、彼の死後の計画への関与も含まれており、スネイプが実は一貫して正義の立場に立っていたことが明かされます。

半純血のプリンス蔵書に記されていた内容

©︎魔法倶楽部

スネイプは魔法薬学の教科書『上級魔法薬』に、自作の呪文や魔法薬のレシピの改良内容を書き込んでいました。

教科書の裏表紙に「This Book is the Property of the Half-Blood Prince」と記載されていたことから、”半純血のプリンス蔵書”と呼ばれています。

スネイプが書き残した教科書内の書き込みをご紹介します。

セクタムセンプラ(Sectumsempra)

対象に深い切り傷を負わせる、流血を伴う攻撃呪文。

呪文のそばには「敵に使うこと」と注意書きがされています。

ドラコ・マルフォイとトイレでの決闘時にハリーが無意識に使用し、重傷を負わせました。

レヴィコーパス(Levicorpus)

対象を足首から空中に逆さ吊りにする呪文。

非言語呪文としても使用可能で、ジェームズ・ポッターが学生時代にスネイプをいじめる際にも使用していました。

リベラコーパス(Liberacorpus)

レヴィコーパスの解除呪文。

ムッフリアート(Muffliato)

周囲の人物の耳をふさぎ、会話を聞かれないようにするための呪文。

ハリーとロンが頻繁に使っていました。

フィエラーヴェルティ(Langlock)

相手の舌を上あごに貼り付けて、話せなくさせる呪文。

ハリーがピーブズやフィルチに対して使用しました。

魔法薬の改良レシピ

プリンスは魔法薬学の天才として、教科書に多数の修正・改善を加えています。

生ける屍の水薬

原作の中で、具体的な改善内容が記されています。

改良レシピに従って作ったハリーの薬は完璧に近く、スラグホーンは感動して賞品(幸運の液体)を与えています。

アスフォデルの粉末は煎じ始める前にすりつぶすこと

混合時に時計回りの撹拌を1回増やすこと

カッパの肝は追加するタイミングを遅らせる

解毒薬

具体的な描写はありませんが、プリンスによるアドバイスがいくつか書かれていたようで、解毒効果が強化されるような指示が記載されていたと示唆されます。
これによりハリーが正確な薬を作成し、授業で勝者になる。

縮み薬

原作では具体的な改善内容は明かされていませんが、プリンスの教科書を使ったハリーの作り方は極めて優秀であり、スラグホーンが賞賛するレベルだったことから、材料の投入順や煮込み時間、撹拌回数の指示などが改良されていたと考えられます。

ハリーはこの薬を正確かつ高品質に完成させ、スラグホーンからの評価を得ました。

フェリックス・フェリシス(幸運の液体)

レシピそのものではないが、完成された薬の扱いを正確に把握していたことがうかがえる。

まとめ

教科書に記された呪文や改良は、彼が若き日から魔法研究に没頭していた証拠であり、スネイプは学生時代から高い知性・独創性・ダークアーツへの関心を持っていたことがわかります。

裏話・トリビア

半純血のプリンスの由来

J.K.ローリングは、スネイプが名乗った「半純血のプリンス」の由来についてインタビューで明らかにしています。

2005年のBBCインタビューにおいて、「プリンス(Prince)」という姓を選んだ理由について次のように述べています。

「プリンスという名前は、スネイプの母親の旧姓としてふさわしいと感じたから選びました。王族とは関係ありません。あくまで家系名として使用しました。」
— BBC Radio 4 Interview, 2005年7月

さらに、2007年のBloomsbury公式ライブチャットでは、スネイプが自身を「半純血のプリンス」と呼ぶ心理的背景についても語られました。

「スネイプが“半純血のプリンス”と名乗ったのは、彼が自分の出自に対して複雑な感情を抱いていたからです。誇りと劣等感の入り混じった、若さゆえの表現でもあります。」
— Bloomsbury Online Chat, 2007年7月30日

まとめ|スネイプは裏の主人公だった

セブルス・スネイプは、物語を通して冷酷で謎めいた存在として描かれていましたが、その実態は“最も人間らしく、最も勇敢な男”でした。

セブルス・スネイプの生涯は愛と忠誠、苦悩と犠牲の物語であり、ハリー・ポッターシリーズの中でも特に深い感動を与えるキャラクターです。

 

【参考】
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第9章「半純血のプリンス」、第28章「プリンスの物語」ほか
J.K. Rowling opens up on Snape of "Harry Potter" books
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