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J.K.ローリングからのクリスマスプレゼント

昨日、J.K.ローリングが新たに開設した個人サイトJKRowling.comが公開されました。

以前はJKR.comで作品についてやファンからの質問についてアップされていましたが、『ハリー・ポッター』シリーズが終了して以降は更新が滞っていました。しばらくは執筆活動を続け、数年前にもう一度ホームページをやってみようと思い立ちましたが、以前のような繋がりを感じることができなかったそう。そこで心機一転としてスタートしたのがこのJKRoling.comです。

サイト内では読者へのクリスマスプレゼントとして、ファンから届いた『ファンタスティック・ビースト』や『ハリーポッター』シリーズの質問への回答が掲載されました。 

以下には『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に関するネタバレが含まれます。

Q. なぜニュートはアメリカまで姿現しせずに船で行ったの?

A. 姿現しは長距離になると非常に危険な呪文です。多くの魔法がそうであるように、術者のスキルによるのです。姿現しは行きたい場所の特徴を知っていることや、その場所を明確に頭に思い浮かべることが必要です。長距離移動である大陸の横断は、ほぼ確実に怪我や死に繋がります。 さらに付け加えると、ニュートのカバンの中にいる魔法動物たちの特性は様々です。ニュートと共に姿現しをすることができる動物もいるし、できないものもいます。

Q. なぜニュートはノーマジの世界の税関から入国したの? 

A. 彼は魔法動物の移送中でしたが、当時それは違法でした。ノーマジの税関は魔法界のそれより騙しやすかったのでしょう。

Q. なぜニュートは魔法動物を探すのに”アクシオ”の呪文を使えなかったの? 

A. ”アクシオ”は生物には使えない呪文です。何か物を身につけたり持っている時に、間接的に移動させられることはありますが、その場合、アクシオされている物体は光速で動くので、それに引っ張られることによって怪我が引き起こされる危険性が伴います。

Q. なぜ取り調べでベリタセラムを使わないの?

A. 使われています。しかし、優れた魔法使いは解毒剤や反対呪文を使うことでベリタセラムの効果を跳ね返すことができるのです。才能のある閉心術師も同様です。

Q. なぜ”リベリオ”の呪文がポリジュース薬の効果を解くことができたの? 

A. 違います。グリンデルバルドの変身術の技術は、そこらの魔法使いとは比べ物にならないほど優秀です。したがって、彼はパーシバル・グレイブスに化けるために魔法薬ではなく変身術を用いました。

Q. なぜハリーはオブスキュラスを生むことは無かったの?

A. オブスキュラスはある条件の元でしか生まれません。魔法を使うことへのトラウマ、自身の魔力への内に秘めた憎悪、そして力を抑え込もうとする気持ちです。

ダーズリー家は魔法を恐れるあまり、ハリーにその力が宿っていることを認めることができませんでした。バーノンやペチュニアは、ハリーの不思議な力がどうにかして消えるだろうという訳のわからない望みを持ってはいましたが、ハリーに「魔法は恥ずべきものであり、恐れなさい」と教えることはありませんでした。ハリーが「やらかして」しまい叱られた時でさえも、彼はその本能を抑えようとしたり、それどころかそうすることが出来る力がある事さえも想像もしなかったのでした。

Q. なぜ『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でハリーがバジリスクと対峙したとき、彼の中に存在した分霊箱は破壊されたかったの? 

A. 分霊箱はその物が修復不可能なほど傷つけられたときのみ破壊されます。ハリーはあのときフォークスによって癒されました。もしハリーが死んでいたなら、もちろん彼の中の分霊箱も破壊されていたでしょう。

どうでしたか?皆さんが映画を見て疑問に思った点も今回解決されましたか?

他にもたくさんの質問が届いているそうで、今回答えることができなかったのは、『ファンタビ』の続編に関するネタバレが含まれてしまうからだそう。様々な疑問や思ったことについて考察するのは、次の作品が公開されて真実が明かされてしまうまでの今しかできない、一つの大きな楽しみです。公開から1か月経ちましたが、まだまだファンタビで盛り上がっていきましょう!

『Fantastic Beasts and Where to Find Them 2』は2018年11月公開予定です

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