11月16日の全米公開日まで残り1週間となり、世界中で盛り上がりを見せる映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。日本時間11月9日3時半より、フランス・パリにてワールドプレミアが開催されました。ニュート役エディ・レッドメインをはじめとする豪華キャストやデヴィッド・イェーツ監督、デヴィッド・ヘイマンプロデューサー、ミナリマといったスタッフ陣、そして脚本を手がけた我らがJ.K.ローリングが登場しました。
Embed from Getty Imagesまず登場したのは、今回一番の話題となったであろう、クリーデンス役のエズラ・ミラー。両親や友達もこのプレミアに来ているとのことでした。今作では、クリーデンスが「自身が何者なのか、アイデンティティを探す」ことが描かれると話します。
Embed from Getty Images着用したのは1 Moncler Pierpaolo Piccioli のFW18コレクション。SNSでは「映画『千と千尋の神隠し』のカオナシのようだ」「ダースベイダーみたい」と、大喜利大会のような光景が見られました。
ニュート役エディ・レッドメイン。舞台上に登壇すると、メモを手にしてフランス語の挨拶を披露!「ニュートの好きなところは、ダンブルドアも述べているが、心温かく、優しく、そして人に寄り添うことができる魔法使いであるところだ。」と話します。
Embed from Getty Images映画の感想を聞かれると、「この映画の素晴らしいところは、舞台裏で様々な人たちが支えていることだ。VFXやセットデザイナーとかね。そしてニュートの魔法動物たち!ベイビーニフラーに、中国の動物も出てくるよ!」と興奮した様子で熱く語りました。
着用したのはAlexander McQueenの2019春コレクション。
クイニー役のアリソン・スドル。予告編からは前作と打って変わりダークな部分を感じられる彼女の役柄について、「一作目ではクイニーの”喜び”を描くことに集中すれば良かったけど、今作ではより複雑な状況に置かれるので、演じるのは難しかった。」と語ります。
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また、彼女が求めているものは「愛と家族」だと語ります。「クイニーには両親がおらず、ティナだけが唯一の家族。そこへジェイコブが現れたことによって、様々なことが起こるの。」
着用したのはLanvinのFW18コレクション。
ティナ役キャサリン・ウォーターストン。「クリーデンスが危険に侵されている限り、彼女は永遠に助けなきゃと思う。なぜならティナとクイニーは若くして親を亡くしているので、迷子のように世界から取り残される気持ちが分かるから。だからパリに来ることになったのよ。」と、美しいジェームズ・ニュートン・ハワードの音楽をバックに優しい口調で語りました。
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さらに、気になるニュートとの関係については「もちろんティナは彼に恋をしているわ。そしてその事実を認め始めてる。でも、今作では彼女はニュートが別の誰かと婚約してると思ってるから、恋愛に関しては困難の中に置かれているわね。」と話します。「世界を救うにはあまりに忙しいと思わない?お茶の一杯も飲む時間が無いわ」と最後にはお茶目な可愛らしい姿も見せました。
着用したのはThe Rowの2019春コレクション。
ジェイコブ役ダン・フォグラー。ジェイコブとニュートの関係性について、「ハリウッドの映画史でブロマンスはシャーロックとワトソンのように色々と描かれてきたが、”僕ら”ならではのものを盛り込んだ。」と話しました。
Embed from Getty Imagesリタ役ゾーイ・クラヴィッツ。レストレンジ家という闇の魔法使いを多く輩出する家系の生まれであるリタについて、「彼女を含め、J.K.ローリングの描くキャラクターをバッドガールなど、単純な一言で表現することは出来ないわ。何層にもなって複雑。それが美しいところよ。」と話しました。
Embed from Getty Images着用したのは Saint Laurentのオーダーメイドドレス。
テセウス役カラム・ターナー。 ニュートの兄を演じる上で、 「事前にエディと関係性について話し合った。実は、彼と僕は同じチェルシー出身なんだよ。」と、本物の兄弟のような仲の良さを語りました。
Embed from Getty Imagesナギニ役クローディア・キム。クリーデンスとの関係性について、「彼とナギニは孤独と脆さ、愛を求めているという点で共通点がある。クリーデンスがナギニを励まし背中を押しているの。」と話しました。
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着用したのはSaint LaurentのFW18コレクション。
大歓声の中登場したJ.K.ローリング。「皆さんは世界で一番素晴らしいファンダムよ!」と、ファンにとっては嬉しい言葉を投げかけます。
Embed from Getty Imagesまた、今作でパリが舞台になった理由を聞かれると、フランス語で「学生時代にパリで留学生活を送っており、それがインスピレーションとなった。」と話しました。
前作に引き続き監督を務めたデヴィッド・イェーツ監督。脚本を手掛けるJ.K.ローリングから数週間前に三作目の台本が送られてきたとの重大発表が!そのことについて「死ぬほど話したいが、厳しく何も言ってはいけないと言われているんだ。」
Embed from Getty Imagesまた、ホグワーツ城の登場については次のように話します。
「撮影では不思議な感じだった。教室に入ってもダンやエマ、ルパートやイヴァナたちがいないんだもの。そこへダンブルドア役のジュード・ロウが入ってくる。「家に帰ってきた」、そこでようやくそう思えたよ。」
デヴィッド・ヘイマンプロデューサー。
Embed from Getty Images「残念ながらパリでのロケは出来ませんでしたが、プレミアでここに来ることが出来て嬉しく思う。素晴らしいプロダクションデザイナーや衣装デザイナー、VFXなど、彼らの協力のおかげで魔法のようなパリが描けた。」
レッドカーペットの様子は以下の公式YouTubeから観ることができます。
映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は、11月23日(祝・金)全国ロードショー。