呪文 | オブリビエイト 忘れよ |
英名 | Obliviate |
種類 | チャーム |
用途 | 対象の記憶を消す |
概要
オブリビエイトは対象の記憶を消す呪文である。術をかけられた対象は、目がとろんとし、夢を見ているような感覚に陥る[1]。また、忘却術は強力な魔法使いであれば破ることができる[2]。
魔法省には忘却術士という仕事があり、マグルの記憶を修正をして魔法界の秘密を保持している。
由来
ラテン語で「忘れる」を意味するoblivioに由来する。
登場シーン
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリーとロンはジニーを救おうと、秘密の部屋を知っていると言うロックハートに助けを求めに行く。しかし、出まかせだった上に忘却術をかけようとしたため、ハリーが武装解除をする。
ロックハートはロンの杖を奪い忘却術を唱えたが、杖が折れていたため反射し、自分の記憶を失ってしまう。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
キャンプ場の近くで1994年のクィディッチ・ワールドカップが開催されていることを気づかせないため、魔法省の役人がマグルのロバーツ氏に使用した。
バーサ・ジョーキンズは、クラウチ氏が息子のクラウチ・ジュニアを家に幽閉し服従の呪文をかけていることを発見する。これを隠蔽するため、クラウチ氏はバーサの記憶を消す。しかし、後にヴォルデモート卿がこの呪文を破るほどにバーサを拷問し、様々な情報を引き出した。
ハリー・ポッターと死の秘宝
ハーマイオニーは両親の身を案じ、自分に関する記憶を消し、オーストラリアへ逃げさせた。
カフェで襲われたハリーたちはドロホフらデスイーターを倒す。居場所を嗅ぎつけられないようにするため、ハーマイオニーが忘却呪文を唱えた。
ラブグッド家でデスイーターがハリーを捕まえに来た際に、ハーマイオニーはゼノフィリウスの記憶を消し、黒斑病で寝ていることになってるロンがハリーとハーマイオニーと一緒にいたことがバレないようにした。
登場作品
- 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第16章「秘密の部屋」
- 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第7章「バグマンとクラウチ」、第33章「死喰い人」、第35章「真実薬」
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第9章「隠れ家」、第22章「死の秘宝」
注釈
[1]『ハリー・ポッターと死の秘宝』第9章「隠れ家」
[2]『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第1章「リドルの館」