呪文名 | オパグノ 襲え |
英名 | Oppugno |
分類 | ジンクス |
効果 | 対象に別のターゲットを攻撃させる |
オパグノとは?
まず、オパグノがどのような呪文なのか、基本的な意味と効果を見ていきましょう。
呪文の効果
オパグノは、対象に(別のターゲットを)攻撃させる呪文です。
術者が指定したターゲットに向かって、別の物体や魔法生物(多くは術者自身が魔法で出現させたもの)を襲わせることができます。
単に物を動かす「移動呪文(例:ウィンガーディアム・レビオーサ)」とは異なり、対象に明確な攻撃意志を持たせてけしかける、という点が特徴です。
呪文の語源・由来は?
ハリーポッターの呪文の多くはラテン語に由来していますが、オパグノもその一つです。
「Oppugno」は、ラテン語の「oppugnō(オップグノー)」に由来すると考えられます。
この動詞は、「攻撃する」「襲撃する」といった意味を持っており、呪文の効果である「対象に攻撃させる」を表していると言えます。
オパグノの名シーンを振り返る
ハリー・ポッターと謎のプリンス
グリフィンドールのクィディッチチームが試合に勝利した後、祝賀ムードの中でハーマイオニーは衝撃的な光景を目にします。彼女が密かに想いを寄せる親友ロン・ウィーズリーが、同級生のラベンダー・ブラウンと他の生徒たちの前で熱烈なキスを交わしていたのです。
強い嫉妬と悲しみ、怒りに打ちひしがれたハーマイオニーは、その場から駆け去ろうとしますが、感情の高ぶりから近くにいた黄色い小鳥の群れに杖を向け、「オパグノ!」と呪文を唱えます。彼女の激しい感情を反映するように、小鳥たちは一斉にロンめがけて猛然と襲いかかりました。
この出来事は、普段は冷静沈着なハーマイオニーが見せた人間らしい激しい感情の発露であり、魔法が術者の感情と深く結びついていることを示す印象的なシーンとして描かれています。また、ロンとハーマイオニーの複雑な関係性を象徴する重要な場面でもあります。
登場作品
まとめ
今回は、ハリーポッターに登場する呪文「オパグノ」について、その意味、効果、作中での使用場面、語源、分類を詳しく解説しました。
メモ
- 意味・効果: 対象に別のターゲットを攻撃させる呪文
- 使用場面: ハーマイオニーが嫉妬からロンに鳥で攻撃させた(謎のプリンス)
- 語源: ラテン語の「oppugno(攻撃する)」
- 分類: 攻撃呪文
オパグノは、ハーマイオニーの複雑な感情と共に描かれたことで、多くのファンの記憶に残る呪文となりました。呪文一つ一つの意味や背景を知ることで、ハリーポッターの世界がさらに深く、面白く感じられるはずです。
ぜひ、映画や原作を読み返す際に、「オパグノ」のシーンにも注目してみてくださいね!