呪文名 | インセンディオ 燃えよ |
英名 | Incendio |
分類 | チャーム |
効果 | 火を起こす |
インセンディオ(Incendio)は、ハリー・ポッターシリーズに登場する火を発生させる魔法です。
この記事では、呪文の意味、使い方、類似呪文との違い、登場シーンまで詳しく解説します。
Contents
インセンディオとは?魔法で火を起こす基本の呪文
呪文の効果
インセンディオは、火を灯すための呪文です。
暖を取る、灯りをつける、小さなものを燃やすなど、日常的な用途でも使われる、実用性の高い呪文です。
呪文の語源・由来は?
語源はラテン語の「incendere(燃やす・点火する)」で、まさに火を操る魔法にふさわしい命名です。
類似呪文との比較
コンフリンゴ(Confringo)
コンフリンゴは爆発呪文で、対象に接触すると強力な爆発と共に炎を発生させる危険な魔法です。
攻撃的で破壊力が高く、壁や建物を吹き飛ばすことも可能です。
インセンディオが火を起こすのに対し、コンフリンゴは爆発によるダメージと燃焼を目的とした高威力の戦闘魔法といえます。使用には細心の注意が必要で、一般的に学生には教えられません。
レダクト(Reducto)
レダクトは対象を粉々に砕く破壊呪文で、爆発を伴うこともあります。
直接的に炎を発生させるわけではないものの、壊れた対象が発火する場合もあるため、間接的な炎の効果を持つことがあります。
目的は物理的な破壊であり、インセンディオのような火を発生させるための呪文とは用途が異なります。戦闘や障害物除去で使用されます。
フィエンドファイア(Fiendfyre)
フィエンドファイアは非常に強力で制御困難な呪文で、魔力によって巨大な炎の獣を生み出し、すべてを焼き尽くします。
炎には自我のような動きがあり、普通の防御魔法では太刀打ちできません。呪い級の魔法として知られ、使用者自身にも危険が及びます。
インセンディオが安全に火を扱う呪文であるのに対し、フィエンドファイアは魔法界でも禁忌に近い危険な魔法です。
登場シーン
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
アーサー・ウィーズリー氏が、ダーズリー家の暖炉で煙突ネットワークを作動させるために使用。
ハリー・ポッターと謎のプリンス
デスイーターのソーフィン・ロウルがハグリッドの小屋に火を放ちました。
ドラコが使ったインスタント煙幕による暗闇を破るため、ロンやジニーが使用するも効果はありませんでした。

登場作品
- 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第4章「再び「隠れ穴」へ」
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第28章「プリンスの逃亡」、第29章「不死鳥の嘆き」
まとめ|インセンディオは“火”を操る基本呪文
「インセンディオ」は、ハリー・ポッター魔法界における基本的かつ実用的な呪文の一つ。
日常生活から危険な状況まで、さまざまな場面で活躍する魔法でありながら、使い方を誤れば火災の原因ともなるため、正しい知識と注意が必要な魔法です。
炎の魔法に関心がある方は、他の発火・爆発呪文との違いもぜひ知っておくとよいでしょう。